生きてこその極楽だと思える方法

基礎年金が選択性とはいえ開始年齢75歳からになるかもという話。
なんだか冗談じゃないって思いませんか。
高齢化がすすんで、75歳なんてまだ元気な人が多いとはいえ
その年まで果たして働けるのかという問題。
年金だけで食べていけるかなんて、今じゃバカバカしくて話題にもならない。
でも、だったらどうやって暮らしていくか。そこまでの貯蓄ができるか。

万一、病気になったり、連れ合いに先立たれたりして
その上お金の不安もあるとなったら
本当に長く生き続けることだけが幸せか、と疑問がわいてきます。
だったら、そこそこの年になったらもう元気でぽっくりあの世に行きたいもんだ
なんて、よく笑いながら話したりしています。

極楽に行くためにとお寺への参拝を欠かさなかったお婆さんに
悪いお坊さんが、今すぐにでも極楽にいけるぞと言って
長いはしごを木にかけ、お婆さんに登るように命じ、てっぺんまで登ったところで
目をぎゅっとつぶって手を離せ、と言います。
極楽に行きたいお婆さんは言われたとおりに手を離すのですが
(お坊さんはもちろん最後に罰を受けるのですけどね)
そこで仏様が手をさしのべて、生きてこそ極楽があるのだと諭すという昔話があります。

生きてこそ極楽、という仏様の言葉は
このお婆さんにどう聞こえたのだろう、とふと皮肉っぽく私は思います。
もちろん、そういう風に日々幸せを感じながら生きていけたらいいのですが。